耐久!耐熱!柔軟性!スマホケース素材の凄さを解説
現代を生きる我々にとってスマートフォンは切っても切り離せない存在であり、日常的な必需品と言えます。
この大切な生活必需品を不注意から落下させてしまい、破損…故障…。
こんな悲劇が起きたら1日はおろか暫く不便にあえぐこととなります。
あなたの身体の一部となって定着したスマートフォンを、衝撃の魔の手から守ってくれるアイテムがスマホケースだったりします。
ひとくくりにスマホケースといっても使用されている素材は様々です。
実は調べてみると、その素材の特性には驚かされてしまい正に救世主ともいえる存在なのです。
これからスマホケースで使用されている、主な素材について解説していきます。
ポリカーボネート
代表的な素材である「ポリカーボネート」は、スマホケースに詳しい人なら耳にしたことがあるかもしれません。
プラスチックの一種ですが、通常のものに比べて耐久性に優れているのが特徴です。
しかも軽量なため産業用素材として使用されている高機能性プラスチックです。別名「エンジニアリングプラスチック」とも呼ばれています。
iPhoneやAndroidなどスマートフォンが普及し始めると、ポリカーボネートはその特性を活かしてスマホを衝撃などの脅威から守るためのケースやカバーとして注目されることとなります。
一見、万能に見えるポリカーボネートですが実は弱点も存在します。
低温環境に対して脆弱であるという欠点があるため、スマホケースに使用されている素材はシリコンを伴う「シリコンポリカーボネート」が活用されています。
余談ですが、ポリカーボネートはその特性を活かして防弾素材としても使用されていたりもします。
熱可塑性ポリウレタン
ポリウレタンの種類の一つである「熱可塑性ポリウレタン」は、ゴムの弾性と柔軟性を備えています。
しかも、プラスチックの優れた特性である衝撃吸収力まで兼ねている万能素材です。
スマートフォンに内蔵されている精密機械や、ガラスを衝撃から守るという点では非常に適した素材といえるでしょう。
このような利点により、熱可塑性ポリウレタン製のスマートフォンケースは
ポリカーボネート製のハード型ケース素材よりも、比較的安全にスマートフォンを保護することができます。
しかし、熱可塑性ポリウレタンにも弱点があります。
光エネルギーを受けると分子構造が変化し、これにより光学的特性も変化してしまうのです。
いわゆる、黄ばみといった「黄変現象」が生じることがあります。
最近では、これらの欠点を補完する機能も出てきています。
既存のスマホケースにUV遮断層または、過熱防止層を追加して熱伝導を防ぐといった仕組みです。
スマホケースの黄ばみはなぜ起こる?黄ばみの原因と対処法を紹介→
ポリエチレンテレフタレート
「ポリエチレンテレフタレート」は、ペットボトルの主素材としても有名です。
スマートフォンの液晶が壊れないように、保護する目的で液晶保護フィルムに使用されています。
耐久性と耐熱性が高く、電気的性質に優れいます。
薄く製作しても破れない利点があるため、スマートフォンのディスプレイに重ねても違和感を感じることなく使用することができます。
特に「強化ポリエチレンテレフタレート」は熱可塑性樹脂の中で耐熱性に非常に優れています。
強度、電気的特性に優れ、温度及び湿度の影響を受けにくいという特性を持っています。
まとめ
普段何気なく使用しているスマホケースですが、実に様々な特性を兼ね備えています。
メリットとデメリットがありますが、補うための強化素材を使用することで日々進化していっています。
アートカバーの取り扱い商品にも、これらの素材が含まれているのでチェックしてみてください。
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どんな素材を使用していいのか迷っている方も是非一度相談してみてください。
サンプルも無料で製作しておりますので、手にとって使用感を確かめることも可能です。